大切な人を、やさしく見守るテクノロジー

アンビエント・ヒューマン・センシング

九州工業大学 × 北九州市 共同事業|平成28年度文部科学省「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」

アンビエント・ヒューマン・センシングとは

アンビエント・ヒューマン・センシング概念

「アンビエント」とは、自分のまわりの環境。アンビエント・ヒューマン・センシングは、人が普通に生活しているだけで、体と心の変化を分析・解析し、なりたい自分や・あるべき自分に役立つ情報をフィードバックする、非接触生体センサと行動認識AIの連携システムです。

インターネットの誕生から50年以上経過し、人とインターネットの関わり方は大きく変化しています。かつては、難解なプログラミングを理解しなければインターネットを使うことはできませんでした。 現在ではスマートフォンの登場により、子供から大人までが常にインターネットとつながっています。また、IoT(Internet of Things)により、人間だけでなく、日常の身の回りにある家電や雑貨もインターネットにつながり始めています。 アンビエント・ヒューマン・センシングは、IoTの技術を基盤としつつ、自然な環境(Ambient)の中でひとびと(Human)の生活をやさしくみまもる(Sensing)世界を実現します。

コアテクノロジー研究者のメッセージ

非接触生体センサー 佐藤寧教授

テクノロジーの真価は、人の役にたつサービスに昇華してこそ発揮されます。人体に全く触れること無く、生体情報を取得可能で、脈拍・呼吸・体動を検知して解析する技術で、健康や福祉のほか、ゲームやイベントなどのエンターテインメントの領域でも新しい価値を提供していきたいです。

九州工業大学 大学院生命体工学研究科
イノベーション推進機構若松分室 教授

佐藤寧(Yasushi Sato)

詳しく見る
行動認識AI解析 井上創造准教授

アメリカの科学者Jim Greyは研究やイノベーションは、以下の4つの方法を経て発展すると提唱しました。

  1. 実験でデータを集め経験的に処理
  2. データから解析的に法則を解明
  3. 計算機シミュレーションで解析
  4. 莫大なデータ(ビックデータ)を総合的に分析し知見を得る

我々はすでに「4」の方法に突入しています。実際、近年の人工知能の進化も、主に人が作ったデータを自動的に機械学習するという、「4」の手法を活用しています。つまりこれからは、フィールドやデータがないと研究やイノベーションが起きないという問題に直面します。私は、この部分を解決することが、IoTの技術を基盤としたアンビエント・ヒューマン・センシングを確立するための究極の目標だと感じています。

[研究室Webサイト]

九州工業大学 大学院 工学研究院
基礎科学研究系 准教授

井上創造(Sozo Inoue)

詳しく見る

コンセプトと推進体制

北九州市内

見守り ☓ アンビエント・ヒューマン・センシング

政令指定都市の中で最も高齢化が進む北九州市の特性を活かし、独自性の高い「非接触生体センサ」と、実証を重ねている「行動認識・予測技術」の組み合わせで、高齢者や幼児などが「より安全に」「快適に」「健康に」生活するための「みまもり」や「行動変容」を実現するためのサービスを事業化し、グローバルに展開することを目指しています。
詳しく見る

交通安全 ☓ アンビエント・ヒューマン・センシング

高齢者や輸送事業者による疲労や体調不良による事故などを防ぐため、ドライバーの体調を常に把握し、異常を検知した場合は、ドライバーに注意を促したり、安全に停止させるなど、アクティブセーフティビークルとの協調による安全な交通社会を実現することを目指しています。
詳しく見る

事業化例

ひびきの電子・センサー

シニア 見守り&ヘルスケアIoT事業

数十cmから数mの範囲で人の動きや心拍、呼吸といった生体データを把握できる非接触生体センサを中心に、環境データ用センサ、介護記録などのテキスト情報も合わせて解析することで、介護現場での安全性向上や業務効率化に貢献する事業の創出を計画しています。
詳しく見る

安全運転支援用生体センサIoT事業

生体センサでドライバーの体調をみまもり、疲労や異常を検知することで、危険を防止するためのリアルタイムなセンシングと並行し、クラウドで日々の体調を把握し変化をとらえることで、運転前から注意喚起を行うなど、車と人の関係を快適にするソリューションの事業化を企画しています。
詳しく見る

 

お知らせ

齊藤剛史先生の読唇技術が英国雑誌Impactの記事が掲載されました。

2018年7月11日

齊藤剛史先生の読唇技術が英国雑誌Impactに掲載されました。 Impact, Volume 2018, Number 3, June 2018, pp. 47-49(3)

詳しく見る


お知らせ一覧