大切な人を、やさしく見守るテクノロジー

アンビエント・ヒューマン・センシング

九州工業大学 × 北九州市 共同事業

平成28年度文部科学省「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」

シニア みまもり&ヘルスケアIoT事業

シニア みまもり の俯瞰図

数十cmから数mの範囲で人の動きや心拍、呼吸といった生体データを把握できる非接触生体センサを中心に、環境データ用センサや、介護記録などのテキスト情報も併せて解析することで、介護現場での安全性向上や業務効率化に貢献する事業の創出を計画しています。

コア技術の一つである電界共振結合型センサは、マイクロ波を利用するドップラーセンサよりも構成がシンプルでコストを抑えて提供できるため、あらゆる場所に設置し情報収集する、ユビキタスなセンサ環境を実現できる可能性を持っています。

介護施設、病院、一般家庭など、高齢者をみまもる現場を市場として想定しています。電波型なのでプライバシーにも十分配慮したうえで、健康に過ごしているかどうかも含めた、生活環境全般で死角のない、みまもりサービスの実現を目指します。

本事業化プロジェクトでは、生体情報や行動情報の解析結果による、快適な空調コントロールや異常検知した際の自動緊急通報等、他サービスとの連携を目指します。これらの事業化は、既存事業者に技術ライセンス供与することにより共同で実現する方式の他、北九州エリアでのベンチャー事業体としての創出など、幅広い出口展開を探っていきます。

参考:世界初洗える布型離床センサー「ヌノール」

「ヌノール」は、利用者様のストレスの軽減と介助の効率化を目指し、安心な生活を支援します。

布型離床センサー「ヌノール」
使用イメージ

◎ 特 徴

特徴

洗濯ができます

  • 漂白剤を使用した洗濯ができるため、清潔に保てます。(中温アイロン可)

荷物を置いても誤動作しません

  • 重さで判断していないため、荷物をセンサーの上に置いても検知しません。

プライバシーを守ります

  • カメラを使わないため、安心して設置できます。

24時間みまもります

  • 通知がくるので、離れていてもみまもりが可能です。

◎ 規格サイズ

規格サイズ

◎ オプション

オプション

◎ センシングテクノロジー【特許技術】

センシングテクノロジー【特許技術】

離床センサは、一般的には加重センサ(重さ計測)を利用したものが殆どです。よって、荷物や小物を置いただけで誤検知したり、寝返りなどの体重変動でも誤動作してしまいます。九州工業大学とひびきの電子で共同開発した離床センサは、加重検知ではなく、人体の誘電率を検知する方式を新開発し、誤検知や誤動作を大幅に低減させる事に成功しました。この誘電率計測法を利用する事で荷物や小物と人体を判別して計測できます。
また、センサ検出部の布も導電繊維を素材から独自開発を行い、高精度な検出性能を実現しました。九州工業大学とひびきの電子の共同開発によって、厚さ0.9㎜の薄さで電界を発生させる布状のセンサを開発しました。また、誘電率の検知は複雑な回路や雑音除去などの信号処理が必要です。そこで、ひびきの電子と九州工業大学で2㎜程度の非常に小さなDSP・LSI(信号処理をするIC)を開発し実用化に成功しました。

事業目的と、方向性

日本一の高齢化都市の特性を社会課題解決につなげるため、日常的なみまもりの他、センシングデータをクラウドで解析し、健康増進、介護支援、見守りセンシング事業等を実現します。

ひびきの電子株式会社(非接触生体センサ)

ひびきの電子株式会社(非接触生体センサ)

http://hibikinodenshi.co.jp/

 

 

 

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